子どもに後悔させたくないなら包茎手術は受けさせるべき!?

後悔しないためにも包茎手術が必要かどうかを見極めよう

女性から包茎を指摘されるとトラウマになってしまうこともあるので、後から後悔しないためにも子どものうちに包茎手術を受けさせる親も少なくありません。
しかし、男の子は生まれたときは包皮口が狭く、生理的な癒着もあるため皮をむくことができないのが普通です。
これは男性ホルモンの影響によるもので、年齢とともにむくことができる子の割合は増えていき、思春期を迎える頃には9割以上の子どもで亀頭を露出できるようになるため心配は要りません。
ところが、子どものうちにどうしても治療をしなければならない場合もあります。
それは、包皮の先が針の穴のように小さく狭すぎるために、おしっこをするたびに先端の皮が風船みたいに膨らんでしまう「バルーニング」の症状がある場合や、先端が赤くなって痛がる包皮炎を繰り返す場合などです。
このような症状の場合は、放置しておくと悪化してしまうこともあるため包茎手術をする必要があります。

包茎手術をするなら何歳までがベスト?

このような疾病ではなくても、ある年齢以上で皮がむけていない場合は、子どもに後悔させないためにも包茎手術を考える必要があります。
特に、包皮口が極端に狭くて亀頭を露出させることがまったくできない状態の「真性包茎」や、皮をむくと締め付けがあるタイプの「カントン包茎」の場合は、思春期のタイミングで一度クリニックを受診して今後の対策を考えることが望ましいでしょう。
一般的に第二成長期といわれている11歳後半から25歳前後の間に男性器は成長します。
そのため、実際に包茎手術を受ける年齢は18歳前後から20代前半までが最も多いのですが、包茎手術自体は10歳を超えたぐらいから可能です。
もちろん肉体的な成長には個人差があるため子どもにとって最適の年齢でするのがベストですが、ある年齢に達すると恥ずかしさも出てくるため治療自体を拒否してしまう可能性も少なくありません。
後から後悔しないためにも、早めに対応することをおすすめします。

まとめ

男性の場合、成人後は男性器の成長も止まるため包茎が自然に改善される見込みが極端に薄くなります。
そして、ある程度の年齢になると包茎をコンプレックスと考えてしまう男性が多くなるのが現状で、女性とのトラブルを始めその他の精神的なショックなどが影響して、EDと呼ばれる勃起不全になる可能性も出てきます。
子どもに後悔させないためにも的確な判断が必要なので、不安な場合は治療の有無を含めて一度専門医に相談してみてはいかがでしょうか。